INTERSTYLEは、サーフ・スケート・スノーのボードカルチャーと、アウトドア・自転車および、感度の高いセレクト系のファッションを中心とした、ライフスタイル全般に関わるコミュニティーの形成・活性化を目的としたビジネス展示会だ。
会場は昨年までの「SURF zone」「SUP zone」「OUTDOOR zone」「MIX UP zone」「SNOW zone」「STYLE zone」「SKATE zone」に、今回新設された「PET zone」を加えた8つのゾーンで構成されている。Wakesurf Magazineユーザーのみなさんの興味があるであろう「SURF zone」を中心にイベントレポートをお届けする。
今回、新型コロナウイルスによる影響などにより、例年より出展規模や来場者も少なく感じたものの、サーフボードのシェイプルームを設置してのデモや、五輪関連ブースなど、注目度の高いコンテンツが用意されていた。
東京五輪におけるサーフィン、スケートボードのライセンスを取得した国内通商(株)は、五輪ロゴやマスコットがデザインされたサーフボードやワックス、ハンドメイドで限定50個のサーフボードヒストリープレートなどを展示。
ワックスについては、その品質に定評があるSticky Bumps製で、もちろんそちらのブースでも大々的に展示されていた。もちろん五輪ライセンス商品以外のアイテムも、品質は折り紙つきだろう。
JETPILOTは来期ウェイクサーフィン用のボードを販売する予定とのこと(写真はサンプルボード)。デザインもほぼ決まっているようなので、気になる人はチェックしておこう。おしゃれなデザインのウェイクベストも数多く展示されていた。
LIB TECHでもウェイクサーフィン用のボードを展示。自然に優しい素材を使用し、軽量で、強度もあるという使い勝手の良いボードだ。
FCSでは、スイスの高精度工学技術によって生まれた、コントロールとスピードに優れた高性能フィンとして新登場した、H4フィンが注目を集めていた。
futuresのVAPOR COREシリーズフィンは、カーボンを使うことにより、強度を保ちつつも水に浮くほど軽い仕様に仕上がっていた。誤って水中に落としてしまっても安心だ。
日焼け止めで人気のvertraでは、定番のスティックタイプの日焼け止めだけでなく、リップスティックも登場。唇も日焼けをするので忘れずに保護しよう。
ASHLEY KIDDやAUSTIN KEENがアンバサダーを務めるBLENDERS EYEWEARでは、デザインが豊富で、しかも価格も手頃なサングラスがたくさん並んでいた。また、同じブースでは、ノンケミカルなサンケア商品“MANDA”が展示されていた。ミャンマーで広く使われている天然の化粧品Thanakaを配合した安心成分で、海やサンゴ礁の保護、環境への取り組みに力を入れた商品を展開している。
近年、環境に配慮したアイテムは増えている。サーフゾンビワックスもその一つ。海にも体にも触れるものだからこそ、成分や影響を気にするのは当然。このワックスは天然の成分で作られており、天然アロマオイルの匂いがたまらないバリ島発のオーガニックワックスだ。
アメリカ西海岸のスタイルを色濃く漂わせたアイウェアブランドBLACK FLYSでは、そのスタイル全開のBLACK FLYSらしいデザインと、日本人にも使いやすいシンプルで落ち着いたデザインの2軸で展開。ブースの雰囲気も含め、おしゃれで格好良いサングラスが多数展示されていた。
その他にも、元々はワークウェアなどの製品開発を行っていた会社が、その性能を生かして高品質で低価格なマリンブーツやグローブをオリジナルで製造している「Surf Skull」や、愛媛県立長浜高校水族館部の生徒たちが開発したクラゲ予防クリーム「JELLYS GUARD」など、興味をそそるブランド、商品が多く並んでいた。
今回のINTERSTYLEで展示されていたアイテムは、春夏ごろに店頭に並ぶものがメインとなるが、気になるアイテムがあれば、メーカーやショップでいつ入手できるかを確認してみてはいかがだろうか。
INTERSTYLEは誰でも無料で入場することができ、最新のトレンドに触れることができる。ぜひ来年は現地に足を運んでみてほしい。
<参考・参照サイト>
サイト:INTERSTYLE
Youtube:INTERSTYLE2020