一度は訪れたい、感動必至の青の絶景スポット。
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自然に恵まれた日本だからこそ楽しめるミルキーブルー、コバルトブルー、ドラゴンブルー、透明なブルーは空の青さとも海の青さとも違い、美しくもミステリアスで見ているだけでも吸い込まれそうになる。季節や光の加減や時間によって様々な表情を見せてくれる青の絶景は、わざわざ足を運ぶ価値のある感動を与えてくれる。今回は定番から穴場まで息を飲むほど美しいブルーをお届けしよう。
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にこ淵/ 高知県
にこ淵は日本一の清流に認定された川、「仁淀川」の上流部にあたり、美しい娘と大蛇伝説の舞台となった神秘的な青い滝壺だ。「仁淀ブルー」の名付け親であるネイチャーカメラマンの高橋宣之氏が、この青こそ仁淀ブルーと言わしめた場所でもある。水の豊富な高知県には数々の滝が存在するが、滝よりも滝壺がメインで、さらには湛える水が美しい「にこ淵」は、独特のポジションといえるだろう。木々の間から光が差す僅かなひととき、水面は宝石の輝きのごとく美しい。
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神の子池 / 北海道
神様からの贈り物「神の子池」。この池は、摩周湖(カムイト=神の湖)の伏流水からできているという言い伝えで「神の子池」と呼ばれている。神秘的なコバルトブルーの池は、水温が年間を通して8℃と低い。池の底には何本もの倒木が朽ち果てることなく横たわったままの神秘的な光景が人々を惹きつける。水が澄んでいるので底に手が届きそうに見えるが、実は水深が5メートルもある。
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白金青い池 / 北海道
まるで絵の具で作られたかのような美しい青い池(あおいいけ)は北海道上川郡美瑛町白金にある人工池で「美瑛白金青い池」とも呼ばれる。立ち枯れた木々と青色の景色が神秘的な雰囲気を醸し出す。1994年に造られた防災用のえん堤にアルミニウムを含んだ水が溜まり、美瑛川の水と混ざって目に見えないコロイドが生成され、コロイド粒子が太陽光と衝突散乱し水がミルキーブルーに見えるといわれている。
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奥四万湖 / 群馬県
奥四万湖(四万川ダム)は酸性の湖になっており、そのコバルトブルーの水は「四万ブルー」とも呼ばれています。新緑や紅葉と、季節や天候によって色合いが変わる青い湖水とのコントラストは息をのむ美しさ。このダムは1999年に完成した重力式コンクリートダムで、群馬県では最も堤が高いダムになっている。ダムは周囲4kmほどで、新緑・紅葉の名所になっている。ブルーの湖面との共演が素晴らしく、奥四万湖ならではの絶景が広がっている。
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地底湖(龍泉洞) / 岩手県
日本三大鍾乳洞のひとつ、ドラゴンブルーと呼ばれる世界有数の透明度を誇る地底湖を有する岩手県の「龍泉洞」は、洞内に棲むコウモリとともに国の天然記念物に指定されている。洞内には数カ所の深い地底湖があり、中でも第三地底湖は水深98m、第四地底湖(非公開)は120mで、世界でも有数の透明度を誇る。また「恋人の聖地」に認定されており、スピリチュアルなパワースポットとしても注目を集めている。
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