【NEWS】総工費なんと10億円!牧之原・静波のウェーブプールが2020年秋に開業!

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2020年の東京オリンピックが間近に迫るなか、オリンピック種目となったサーフィンの活性化にも繋がるであろう、新たなウェーブプールのニュースが届いた。

静岡県牧之原市のウェーブプールは2020年秋に開業の予定で、テキサス・Wacoにある「BSRサーフリゾート」で使用されているAmerican Wave Machines社(以下AWM)の、Perfect Swell240型が採用される模様だ。既に米国代表チームが米国内で公式練習に使用している機種と同型。現在日本に存在するウェーブプールは、東京・大井町のcitywaveと、神戸レイーズの2つであり、世界の大型ウェーブプールと比べるといずれも小規模ではあったが、これが誕生すれば世界の大型ウェーブプールに匹敵する規模のウェーブプールとなるだろう。


Movie:Youtube/AmericanWaveMachines(テキサスのBSRサーフリゾート)
プールは、幅約150メートル、縦約60メートルの半楕円形状。初心者向けの柔らかい波から、1.8メートルのバレル、エアリアル用の波も生成可能で、平均乗波時間は約10秒程度。総事業費は10億円以上で、静波海岸から徒歩すぐの敷地約1.6ヘクタールに建設する。海水浴場の入り込み客数低迷が続く沿岸部の活性化の核としても期待される。

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Photo:日刊スポーツ

現在、静岡県及び牧之原市の開発に伴う行政手続きを進めており、認可が下り次第2020年1月頃に着工する見通し。2020年秋の開業を予定しており、年間5万人の利用を見込んでいる。施設使用料金や営業時間などの詳細は現在策定中。

開発目的はサーフィンを、より身近なスポーツとして普及させると共に自然では実現不可能な安定した波を連続して造波することで将来のトップアスリートの練習場として活用し、世界で活躍する日本人アスリートの育成にあります。又、地域貢献の一助として、牧之原市の沿岸部活性化計画の一翼を担う施設としても機能させる所存です。
(中略)本施設が開業することで日本でのサーフィン技量は飛躍的に向上することが見込まれるとともに、お子様からシニア、体の不自由な皆様までより安全安心な体験サーフィンが楽しめる施設であることも目指します。

Surf Stadium Japan株式会社 2019年12月20日報道発表より


Movie:Youtube/AmericanWaveMachines(テキサスのBSRサーフリゾート)
牧之原市では数年前にも、民間事業者によるウェーブプール建設構想あったが、規模が大きく、用地確保が難しかったことなどから白紙撤回された。その後、造波装置の発達などに伴い、比較的小さなプールでも十分な機能を発揮できるようになったことで、実現の道筋が付いた。

賛否両論のある人工波を発生させるウェーブプールだが、今まで不可能であった反復練習が可能になったのは事実であり、革命と捉えるサーファーも存在するだろう。今後も世界的にウェーブプールは増えていくと思うのが、どれほどスキルアップに寄与していくのか楽しみである。

参考・参照サイト
サイト:THE SURF NEWS


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