サーフィンやウェイクサーフィンで、後ろに転ばないようにバランスを取ろうとした結果、上体だけが先へ急ぎ、お尻が後ろに突き出した見事なへっぴり腰になる。
お尻を突き出した姿勢でサーフィンやウェイクサーフィンをすると、お尻側に間違った重心がかかる。せっかくテイクオフが出来てもライディングの姿勢がへっぴり腰では、波に乗れても尻もちをついてしまうのだ。しかも見た目もかっこ悪い。へっぴり腰で波に乗るのは「優雅」という言葉の対局にいるのだ。
へっぴり腰は太ももの筋肉が不足がちな女性によくみられる症状だ。しかし、ポイントを抑えることでへっぴり腰サーフィンを改善することができる。へっぴりの腰の原因は「足首」と「ひざ」の使い方が間違っているからだ。改善するにはまずひざをしっかりと曲げ、重心を低くする必要がある。重心が下がると、ボードを強く踏み込むことができるようになるからだ。
そして特に重要なのは、足首の使い方だ。腰を完全に落としてしゃがむと、しっかり足首が曲がっているはずだ。足首をしっかり曲げてからお尻を上げると、膝の高さはしゃがんでいる時とほとんど同じになる。この時点でへっぴり腰にはなっていないはずだ。
ただ、筋力が必要最低限ない場合は屁っ放り腰を解消するのが難しくなるので、足の筋肉をしっかりつけてから、フォームの改善に挑んでもらいたい。