【3月15日 AFP】オーストラリアで予定されていたサーフィンの最高峰・チャンピオンシップツアー(CT)を主管するワールド・サーフリーグ(WSL)は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、26日にオーストラリアで開催予定だった男女のCT開幕戦を中止すると発表した。くしくもコロナビールがスポンサーを務めていた男女の今大会は、ゴールドコースト(Gold Coast)で26日から4月5日まで開催予定だったが、エリック・ローガン(Erik Logan)最高経営責任者(CEO)は、「選手とファン、そしてスタッフの健康と安全が最重要だ」とした。
現時点で他のCTの大会の中止は決まっていないが、今後キャンセルされる可能性もあるという。次戦は、4月上旬に同じくオーストラリアで行われるリップカール・プロ・ベルズビーチ(2020 Rip Curl Pro Bells Beach)となっている。
新型コロナウイルスは、世界中のあらゆるスポーツイベントや集会に多大な影響を及ぼしている。健康と安全を最優に考え、サーフィンのコミュニティに大きな影響を与えることを理解した上での決定だろう。
しかしこんな時だからこそ新型コロナウイルスに負けず、免疫力アップに努めたい。ずっと同じ姿勢を続けていると、運動をしていても筋力が低下すると言われている。デマやパニックに惑わされることなく、人混みを避けたり必要な対策をしたうえで、少人数でできるウェイクサーフィンに挑戦したり、運動をしたりするのもいいだろう。人混みではない屋外は感染リスクも比較的低いと言われている。恐れているだけではなく、リスクを知り、心も体も健全な状態に整えることが、この現状を乗り切るには大事なのではないだろうか。
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APF BB NEWS