クエン酸とはレモンなどの柑橘系の果物、お酢、梅干などに多く含まれる酸味成分のことだ。
Photo:Unsplash
実は、このクエン酸が私たちの運動後やストレスなどで蓄積されていく疲労物質「乳酸」を分解して、体から排出してくれる重要な働きをしている。疲労は酸化ストレスによって細胞がダメージを受けた際に生じる。疲労を回復させるには、ダメージを受けた細胞を修復することが大切だ。
Photo:Unsplash
炭水化物、タンパク質、脂肪が身体に取り込まれと、様々な過程を経て分解され「アセチルCoA」(活性酢酸)という物質になる。この「アセチルCoA」が「オキサロ酢酸」と結びついてクエン酸を生成し、クエン酸回路(TCA回路)へ入る。クエン酸はクエン酸回路の中で8つの酸に分解され、その過程でエネルギーが作り出されるのだ。このクエン酸回路が循環することで、肩こりや筋肉疲労の元となる疲労物質「乳酸」が分解され、どんどんエネルギーが作り出されるため疲労回復に効果があるのだ。
Photo:Unsplash
またクエン酸は体内で栄養素のエネルギー生産に関わることから、代謝が活発になり、やせやすい体質を手に入れることができると言われている。クエン酸を含む食べ物としては、特にレモンや梅干しなどが上げられるが、これからの時期にはクエン酸にはちみつを加えた「クエン酸ジュース」がおすすめだ。
Photo:Unsplash
クエン酸とはちみつを使ったクエン酸ジュース!
Photo:Unsplash
【用意するもの】
・水……250ml
・食用クエン酸……小さじ1杯
・はちみつ……小さじ1杯(お好みでOK)
【作り方】
水にクエン酸とはちみつを加え、混ぜるだけで完成する。水ではなくソーダで割ると、さっぱり飲むこともできる。さっぱり飲めるソーダ割りは、これからの季節にぴったりだ。クエン酸を用いたさっぱりジュースでリフレッシュし、効果的に疲労回復と脂肪燃焼に役立てよう。